レファ協urlhttps://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000132991
番号2013074事例作成日2013年06月24日
調査種別事実調査質問者区分教員
質問PubMedにはフルテキストのリンクアイコンがないが、EndNoteで検索すると全文PDFで見られる電子ジャーナルがあるのはなぜか。
回答EndNoteのPDF検索機能は、各電子ジャーナルのサーバーが応答しない場合には、「全文不可」と判断する場合もある。
「Journal of Investigative Dermatology」の当該年は、発行元で無料アーカイブとなっているが、すべての論文が無料で見られるわけではないため、PubMedにフルテキストリンクアイコンが付いていないものものある。
回答プロセス「EndNote」で全文PDFを入手する手順は
(1)PubMedの検索結果をEndNoteに取り込む
(2)EndNoteで検索をかける
(3)PDFがある場合、PDFのアイコンが出るので、アイコンをクリックすると閲覧・保存可能
とのこと。

質問者が全文PDFを見られたという「Journal of Investigative Dermatology」2件は、当館EJ契約年数外である。
1件目 PMID:3411142 1988 Sep;91(3):238-42.
2件目 PMID:3020132 1986 Oct;87(4):540-3.
  1. PubMedのTOPから「Journals」を選び、NLM Catalogのページで「Journal of investigative dermatology」を検索。Electronic Links先のEJサイトにおいて確認したところ、「Open archive」となっていた。
  2. 「Open archive」とは、エルゼビア社が、アーカイブしたものの一部を無料で開放しているものである。
  3. EndNoteについては、取扱業者の担当者に電話で尋ねて回答を得た。EndNoteのPDF検索機能で、各ジャーナルのサーバーが全文OKと答えれば「PDFアイコンが出てくる」。サーバーが応答しない場合、見られないと判断されてしまうこともある。

※2020年追記:
PubMedのAbstractの右側にも「Full text links」があり、そちらにもエルゼビア社の「OPEN ACCESS」のリンクがある。

備考EndNoteは当館で契約はしていないが、大学・研究機関・企業などで多く活用されている、文献管理・論文作成支援ソフトである。

EndNoteの特長
  • PubMedや医中誌Web、Google Scholarなどのオンラインデータベースから書誌情報をダウンロード可能。フルテキストPDFを EndNote 上の文献情報にフルテキストPDFや様々なファイルを紐づけて一元管理でき、必要な時に必要なPDFをすぐ閲覧できる。
  • EndNoteに保存された文献情報を、Wordへドラッグ&ドロップするだけで参考文献リストを作成できる。
  • EndNote オンラインアカウントと同期することで、複数のパソコンやiPad・iPhoneで同一ライブラリの閲覧・更新が可能。自宅や外出先から自分のライブラリにアクセスし、文献を読んでPDFにメモを残すこともできる。