レファ協urlhttps://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000086767
番号2011038事例作成日2011年05月10日
調査種別所蔵調査　所蔵機関調査質問者区分院生
質問学内に所蔵が無い文献を探している。→その4【国内所蔵なし、GoogleブックスにPDFあり】
回答Googleブックスの「The Boston medical and surgical journal」Vol.77(1867-1868)に論文がある。
PDFでのダウンロードが可能。
回答プロセス「以下の文献を手に入れたい。学内に所蔵が無いので、学外へ文献複写依頼をして欲しい」との依頼。

Cheever DW. Naso-pharygeal polyps, attached to the basilar process of the occipital, and body of the sphenoid bones, successfully removed by a section, displacement, and subsequent re-placement and re-union of the superior maxillary bone. Boston Med Surg J 1867; 8; 162

  1. PudMedで雑誌名を検索、『The Boston medical and surgical journal』と確認した。
  2. 学内所蔵なし。
  3. WebCat（→後継サービス：CiNii Books）にて検索すると、雑誌の所蔵はあったが、該当する巻次の所蔵館はなかった。
  4. Googleで検索。Googleブックスにて、Vol.77(1867-1868)に上記論文が見つかった。
    (※2020年追記：上記巻次の8はNo.8のことであり、vol.77 No.8に論文が載っていた。77(8)が正しい。)
  5. Googleブックス上から、PDFでのダウンロードが可能であったので、印刷し利用者に渡した。
備考※2019年追記：
Cheever DW氏は、1915年に83歳で死去しているため、（参照：https://www.findagrave.com/memorial/177096198/david-williams-cheeverl (last access 2019/10/08)）印刷したPDFを渡すことは、著作権的に問題ない。

※2020年追記：
『The Boston Medical and Surgical Journal』は、現在『The New England Journal of Medicine（NEJM）』という誌名となった週刊総合医学雑誌。継続発行されている医学雑誌のうちでは世界最長の歴史があり、良く引用されている影響力のある雑誌である。
誌名変遷は以下の通り。（参考：About NEJM (last access 2020/08/25)）
  • 1812年：The New England Journal of Medicine and Surgery
  • 1827年：The New England Medical Review and Journal
  • 1828年：The Boston Medical and Surgical Journal
  • 1928年：The New England Journal of Medicine（NEJM）

ハーバード大学のリンクページ（Find it!@Harvard） (last access 2020/08/25)に、『Boston medical and surgical journal』のVol.1(1828)～vol.187(1922)までのGoogle Booksへのリンクがあるので、そちらから参照するとよい。

また、同年12月の『The American Journal of Dental Science』にも、上記『Boston medical and surgical journal』の論文が収録されているため、こちらを参照しても良い。こちらは、PMC（旧PubMed Central、オンライン論文アーカイブ）にてダウンロード可能。